非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

FOMC ワクチン接種が今後の景気回復の鍵か

27日、FOMC終了後にFRBのパウエル議長の発言がありました。

経済回復において、新型コロナウイルスの感染拡大が重荷となっていると言っています。

夏あたりに急激に経済が回復したものの、そのペースは鈍っています。特に感染拡大やソーシャルティスタンス施作に影響を受けるような業種に偏って経済的に弱い状態にあるとのことです。

これは観光業やホテル業、飲食業を指しているのでしょう。こういう業種に対する消費が弱いからか、家計のサービス消費も弱いとのことです。

一方、低金利のおかげで、住宅市場は良いようで、経済が落ち込む前以上の回復を見せています。

経済活動全体としては、引き続きコロナ前を下回っていて、先行き不透明であることに変わりはありません。

先日の雇用統計などにも見えましたが、雇用の改善はペースが落ちているようです。これには感染再拡大による雇用機会の喪失が、回復を上回っていることによるとのことです。

今後、十分なワクチン接種によりパンデミックを脱した時には、普通の経済活動に戻れるだろう、と見越しており、ゼロ金利政策国債の購入の継続などで下支えをするとのことです。

ゼロ金利政策は、インフレ率が2%に向かい、それを上回るくらいまでは継続するとされています。

また国債購入については、少なくとも月に800億ドル、ローン担保証券を400億ドル増やし続けるとしています。