非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

10年目の3.11

あれから10年が経ちました。

毎年この時期になるとニュースを見るのが辛い、いつか見れる日が来るかもしれないけれど今ではない、そう思いながら、やはり今年もニュースで震災の話題が出るとチャンネルを変えていました。

今年は節目の10年というのもあったのでしょう、当時のショッキングな映像も度々流れていたように思います。さすがにそういう映像を見ることはまだ出来ないようです。

被災に重いも軽いもないでしょうが、私は比較的軽い被災者であったと思います。この10年で本当に辛い思いをされた方の話を聞く機会もありました。それに比べれば私など軽いのです。

そんな私でも映像を見るのは辛い、果たして「重い」被災者はどれほど心を痛めてきたのだろうと思うのです。

人の力はすごいものです。この10年で酷く傷付いた町並みは見事に蘇りました。もちろんまだまだのところもあるのですが。

でも所々に歪んだフェンスを見かけることがあります。そしてここも大きな被害を受けたのだと改めて思い出すのです。

私の町も大きく姿を変えました。沿岸部はどこもそうでしょう。

10年経った今でも、ふとした会話の中で震災の話が出ます。私達の中に深く残ってしまっているのです。

今でも被災した小学校や建物を残すべきかどうか議論されています。遠い未来のために教訓として残すべきかもしれません。でも今を生きる人には辛すぎる現実でもあります。とても難しい問題です。

この10年、大きな災害が何度も起きてきました。震災だけが大きく取り上げられるのが正しいのか、ふと思います。

どんな災害であれ、被災した人は大きく心を痛めています。災害はどうにもできません。せめて被災した時のサポート体制が充実すればなあと思います。

震災以降、被災地に多くのボランティアさんが足を運ぶようになったと思います。こういった心遣いは本当にありがたいです。私も身をもって経験しています。

今年も2時46分が来て黙祷をして、新たな1年を迎えたのでした。