3日、米労働省が2021年8月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 73.3万人 | 23.5万人 |
失業率 | 5.2% | 5.2% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は23.5万人増と予想を大きく下回りました。失業率は5.2%と予想と同じ結果となりました。
非農業部門の雇用者数は前月より23.5万人増えているわけですが、73万人超といった伸びをが期待されていた分、インパクトがあるかもしれません。
飲食業、宿泊業といったサービス業で伸びが鈍化したようです。これはデルタ株感染拡大の影響があることでしょう。
先日のジャクソンホール会議を受け、テーパリングが年内にも始まるという見込みだったわけです。テーパリング開始条件である雇用の伸びが鈍化するということが、今後どのように影響するか気になるところです。
少なくとも直近のFOMCはないかな?11月のFOMCも厳しいかな?という気がします。来月以降の雇用統計も大きく注目されることでしょう。
ダウは74ドル弱下がりました。これは雇用統計の結果を受けてのことでしょう。
一方、週を明けての日本株は531円78銭高の2万9659円89銭で取引を終了しました。ただしこれはアメリカの市場とは関係なく、日本の政権交代という、政治的な問題が大きいと思われます。