連日の暑さに辟易する毎日です。東京では9日連続の猛暑日と統計史上最長記録が出たというニュースが出ていました。
あまりの暑さに、家にあるエアコンだけでは足りないと、週末に家電量販店に行ってきました。
ある家電量販店ではお客さんより多いのでは?と思うくらい、通常より店員さんを増員していて対応していました。
実際、エアコン、扇風機など冷房関連売り場には人が多く集まっていました。
店員さんと話をしていると、エアコン売り場は品不足で大変なんだということでした。
ひとつには急にやってきた暑さがあるでしょう。また前から言われている半導体不足などの品不足もあることでしょう。
そんなことを思いながら話を聞いていたら、実は中国がロックダウンを解除したことで商品が中国に流れているのだ、という話が出てきました。
ご存じのとおり、中国ではゼロコロナ対策として各地がロックダウン、経済が止まってしまうという事態でした。これは世界経済にも大きく影響しましたので、他人事ではなかったわけです。
そんな状況が緩和されたことで旺盛な消費力が動きだしたのでしょう、商品は中国に向かっているのだということです。
よく言われるところですが、日本は中国にすっかり買い負けしているということだと思います。
単純に人口の違いもあるでしょうが、日本においても起きている物価上昇、しかし上がらない賃金、そして円安、様々な面で対外的に見て、日本の消費が弱い条件が揃っているように見受けられます。
高くても買う、購買意欲が高い中国に商品が流れても不思議ではありません。
ニュースを見ていると日本の経済は弱い、他国に遅れをとっている、などと聞きますが、国内にいるとピンと来ないんですね。
これが家電量販店に行ったことで、その弱さを実感したのでした。