3日、米労働省が2023年1月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 19.0万人 | 51.7万人 |
失業率 | 3.6% | 3.4% |
非農業部門の雇用者数は前月から51万7000人増えました。市場予想を大きく上回る結果となりました。
失業率は1969年5月以来、53年振りの低水準となる3.4%となりました。
また平均時給は前月より0.3%上昇となっています。
先日のFOMCではインフレ率が鈍化しているという話もありました。現在のインフレにおいて賃金上昇というのは大きなポイントかと思います。
そんな中で雇用者数の大きな増加や、歴史的な低水準の失業率、一方で人手不足が解消されていないというのは、依然賃金上昇に繋がるのかな?と心配になるところではあります。
ところで最近、大手企業の人員削減のニュースをよく耳にします。多くの人員削減策が、人手不足解消につながるのでしょうか?このタイミングで人員削減というのは偶然なのかというのも気になりますが。
なお今回の雇用統計はストなど特殊要因も絡んでいる数字で、参考にしにくいという話もあるそうです。