7日、米労働省が2023年3月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 23.9万人 | 23.6万人 |
失業率 | 3.6% | 3.5% |
非農業部門の就業者数は23万6000人増と市場予想とほぼ同じ結果となりました。2ヶ月連続で伸びが鈍化したという結果になります。
失業率は3.5%と前月より低下しました。依然として歴史的な低水準にあります。
平均時給は前月比で0.3%増、前年同月比では4.2%の増加となりました。
今回の雇用統計では下振れの懸念がされていたのですが、ほぼ市場の予想通りの結果であったこともあってか、5月FOMCで0.25%の追加利上げとなるのではないかという見方が高まっているようです。
雇用統計が発表されるまでは、市場予想を下回る指標が発表されるなどから、債券の買いが多かったのが、発表後は債券の売りが多くなったとのことです。
もし雇用が弱くなるとか、最近話題になっている金融機関の問題が大きくなると利上げを止めるかもということでの債券買い、しかし発表後には5月利上げの可能性が上がったことで債券の売りという流れになったのでしょうか。