2日、米労働省が2023年5月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
---|---|---|
非農業部門雇用者数変化 | 19.0万人 | 33.9万人 |
失業率 | 3.5% | 3.7% |
非農業部門の就業者数は33万9000人増と市場予想を大きく上回る結果となりました。
失業率は3.7%と前月より上昇しました。
平均時給は前月比で0.3%増、前年同月比では4.3%の増加となりました。
失業率が上昇したものの、4月の極めて低い水準からの上昇、いまだに低水準となっています。
また賃金の上昇も勢いが止まらないといった状況でしょうか。一時期に比べれば落ち着いたのかもしれませんが、1年前から4.3%も上昇しているわけです。
前々から言われている、賃金を上げても人を雇えない、人手不足の状態は続いているようで、数字は勢いを弱めているようにも見えますが、インフレを落ち着かせるほどの弱まりは見せていないという見方が強いようです。