4日、米労働省が2021年5月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 67.5万人 | 55.9万人 |
失業率 | 5.9% | 5.8% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は55.9万人増となりましたが、市場予想を下回る結果となりました。失業率は5.8%と前月より0.3ポイント低下しました。
市場予想を下回ったことから、長期金利が一時低下しました。またドルを売る動きとなりドル安という流れになりました。
FRBがここ最近示している通り、雇用に重きをおいていることから、市場予想を下回る結果に金融緩和を見直す動きが遠のいたという見方になるのだそうです。
とは言え、雇用者数は前月を大きく上回っています。いつテーパリングとなるのか、というのは最近の話題として毎日のように耳に入ってくる内容です。
特にアメリカはワクチン接種も非常に進んでおり、ワクチンが余っている状況とのこと。
日本もここにきてワクチン接種が急速に進み始めている印象ですが、やはり遅きに失したというか、随分周回遅れとなっている感じですね。
前月からの流れとなるのでしょうが、米では求人は増えているものの、給付金もあり求職者は職に飛び付かない、慎重な姿勢が見られるようで、そのへんがうまくマッチしていないようです。