18日、米ドル円は127円台をつけました。
127円というのは、2002年5月以来、およそ20年振りという水準になります。
さらに19日には128円台へと、129円も間近の状況です。
ここ最近は円安がずっと続いています。年始が115円前後のだったので、そこから12円ほど円安になっています。何年振りの水準だ、なんてニュースを頻繁に見ています。
FRBによる金融引き締めの速度が早まる見込みから米金利が上がったとされています。米10年債利回りは2.8%を超えてきました。
一方で日本は金融緩和策を続けるとの見方から、低金利が続くものと見られています。
よって長期的には日米の金利差はさらに拡大するという見込みから、円売りドル買いの流れとなったとのことです。
今朝の日経モーニングプラスによると、FXの個人投資家による円買いが多いとのことです。
120円って円安過ぎるでしょ、ということで逆張りで米ドル円をショートする、121円って円安過ぎるでしょ・・・。
最近見ない円安水準から、行き過ぎと見て円高に動くことを期待した人達が逆張りをしている傾向があるようです。
さもありなん、という感じです。私も結構円安だなあと思いながら、なおも続く円安を見ている日々です。
現状ショートポジションだと損をしていることになっているわけですが、この状況はどこまで進むのでしょう。
ちなみに過去のチャートを見ると2002年には135円台まで円安に動いたようです。
次はこの辺が意識されるのかどうかも気になるところです。
過去の記事を調べていると2002年頃に円は140円や160円になるなんて記事も出ていました。実際にはそうはならなかったのですが、今回はどうなのでしょう。
そこまでいかないにしても、あまりの円安となると企業にも我々の生活にも影響が大きい訳でして、今後の様々な動きは興味深いですし、もしかしたら後々大きな転換点となる年だったなんてことになるのかもしれません。