1日、米労働省が2022年3月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 49.0万人 | 43.1万人 |
失業率 | 3.7% | 3.6% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は43.1万人増となりました。失業率は3.6%と前月の結果より0.2ポイント改善しました。
失業率は、働く意志と能力がある人が全て働いている「完全雇用」と言われる状態に近づいているものと思われます。
一方で労働参加率は62.4%と前月とほぼ変わっておらず、よりよい仕事を求めて様子見の人がいるのか、失業率の低さの割に人手不足というのも分からないでもないのかなと思います。
人手不足で賃金上昇という流れは、インフレの一因でもありますし、資源高、ウクライナ危機といったこともあり、次回以降の利上げがどうなるのか、気になるところであります。