4日のFOMCで、FRBは0.5%利上げすることを決めました。
また6月にも資産縮小となる「量的引き締め」を開始することも決めました。
インフレに立ち向かう強い意志が示されたとも言えるでしょう。
想定していたとは言え、利上げですから株価下落となるかと思いきや、ダウはFOMC後に一時950ドルを超える上昇を見せました。
何でもFRBの政策が思ったほどタカ派ではないというところが好感を得たのだとか。
市場関係者は今回のFOMCで0.75%の利上げを予想していたようです。それが0.5%で落ち着いたと。また最終的な金利目標を2〜3%と見ているという点もあり、これが思ったほどタカ派じゃなかったとしたのだそうです。
なので株価大幅上昇というのも中々難しいなあと思うところですが。
直近では6、7月の会合で0.5%ずつ上げるのではないかという見通しのようです。
ニュース等でも米国のインフレが強すぎるなんて話があって、それをどうするかというのは、ここ数ヶ月ずっと議論されているところではあります。
高いインフレを抑えることによる景気後退は避けられない、という見立ての中でFRBがどう舵取りをしていくのか、ずっと注視されているわけです。そして今回の対応が数年後、数十年後に歴史的にどう評価されるかということにもなる大イベントを見ているのだろうなと思うと不思議な感じがします。我々の生活にも大きく影響することなのに、他人事のようで変な気分ではありますが。