3日、米労働省が2022年5月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 32.6万人 | 39.0万人 |
失業率 | 3.5% | 3.6% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は39万人増となりました。伸びは鈍化しているものの、依然として高いペースで増加しています。失業率は3.6%と前月から横ばいでした。
失業率は歴史的な低い水準にあります。53年前に3.4%という数字を記録していたそうですが、ここに近い状況です。
一方で労働参加率は62.3%という水準にあります。
労働参加率とは、働くことが出来る人のうち、実際に働いているか求職している人の割合を指します。
直近だと2000年辺りに67%くらいが最も高い水準となります。この頃の失業率は4%前後とのことです。
普通に考えると労働参加率が高まれば、失業率は下がるのかな、と思います。そう考えると、今は失業率が低い割に労働参加率は低いのかな、と思います。失業率が低いのに、就業者数が増えているのに、労働力が足らないというのも、なるほどなと思わせる値に思えます。
インフレ懸念もあり、FRBによる利上げが秋以降も続くという見方が強まった、金融引き締めが強まるという警戒からダウは下落しました。