総務省統計局の発表によると2017年の貯蓄平均額は1,812万円だったそうです。
「みんなそんなに持っているのか?」
とビックリされた方は多いのではないでしょうか。少なくとも私はビックリしてしまいます。
マネー誌とかマネー本だと、だから貯蓄しましょう、投資しましょうという話になります。
気の利いたものだとこの後で中央値というものが出てきます。
ちなみに同局発表の2,017年の貯蓄額中央値は1,074万円だそうです。
中央値とは全データを小さい順に並べた時に真ん中にあたる値と考えていいでしょうか。
平均値と中央値の差があるということは一部のお金持ちが平均を引き上げていることになります。
といったようなことが書かれていたりします。
データを見たときに、値をそのまま信じるのではなく、もう少しデータの中身をキチンと見ないといけないよ、という有名な話であります。
とは言え中々データを見極めるのは難しいんですよね。
ところで、中央値が1,074万円というのもずいぶん高い印章があるのですがどうでしょうか?
この値も実は、世代別ではない(全世代である)、2人以上の世帯である、勤労者だけではない、などあり、実体より高い値になっているのではないかと思います。
この条件をさらに絞り込んでいくともっとリアリティのある数字になっていくようです。
こんな数字を出してみましたが、貯金するのに他人と比較する必要なんてありませんし、自分のペースで地道にやるのがいいと自分に言い聞かせています。