非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

不動産投資の問題もろもろ

若いころに金持ち父さんを読んだ影響か、ふと思い出したように、不動産投資をしてみたいという思いに駆られます。

そして未だに不動産投資をしたことのない私を思いとどまらせるのはローンです。

不動産投資では、よほどの資産家ではない限り、現金での購入ではなくローンを組んでの投資になるかと思います。

銀行にお金を借りに行って断られたらどうしよう、返せなかったらどうしよう、と思うと足がすくんでしまいます。

ところで最近、不動産投資関連でネガティブなニュースが続いています。

不動産投資の融資について調べると必ず名前の上がっていたスルガ銀行による不正、フラット35の不正利用などの融資問題がありました。

またレオパレスによる施工不良問題などもありました。

そんなわけで更に怖いなあと思うに至るわけです。

さて、フラット35の不正利用とは、住宅購入目的で借りた資金で投資用不動産を購入した、させた、という疑いなのだそうです。

このニュースを聞いたときに、ふと疑問に思いました。

住宅用不動産の購入にとローンを組んだのだけど、転勤等でその不動産に住むことが出来なくなった場合、賃貸物件として貸し出すことは出来るのか?

以前知人から、マンションを購入したのだけど、転勤で住めなくなった、なんて話を聞いたこともあります。

調べてみると、銀行の住宅ローンでは転勤等で住めなくなったとしても、賃貸に出すのは条件が厳しかったり、禁止されていることもあるそうです。

しかしフラット35は転勤等で、その物件に住めないとか、返済が難しいという場合に賃貸に出して、家賃収入をローン返済に充てることが可能である、と住宅金融支援機構のホームページに記載されているそうです。

「記載されているそうです」と書いたのは、私が住宅金融支援機構のホームページから、その記載を見つけることが出来なかったからです。

単に見つけられないだけなのか、今回の件を受けて削除したのかは不明ですが、該当する方は金融機関に確認をした方がいいと思います。

因みに、今現在、フラット35のトップページには「【ご注意】フラット35は投資用物件の取得資金にはご利用いただけません。」と記載されています。

きっとこの件で問い合わせが殺到しているでしょう。

せっかくの使い易いローンだったのでしょうが、悪用されることで諸々厳しくなってしまうというのは残念なことです。