イギリスの老舗旅行会社のトーマス・クック・グループが破産したとのニュースがありました。
同社の旅行会社によるツアー利用者は60万人にのぼるとのことですが、同社の全ての営業が停止してしまったことにより国内外で足止めとなっているようです。
傘下の企業には航空会社も含まれているようで、移動も出来ない状態とか。
日本でも数年前に似たような話がありましたが規模が異なるでしょうね。
同社は1841年に創業したという世界最古の旅行会社だそうで、団体旅行やパッケージ旅行、トラベラーズチェックなどを世に広めたということで、我々の考える旅行の在り方を作った会社と言っても言い過ぎではないでしょうね。
近年は民泊とかオンライン旅行会社といったサービスにより業績が落ち込んでいたようです。
イギリスの会社が破産したとなるとBrexitの影響を疑ってしまうところですが、やはりEU離脱に伴う不透明感から国外旅行を控える傾向があったことを業績低迷の理由のひとつに挙げているようです。
私はさほど旅行はしないのですが、それでも旅行するとなると楽天トラベルなどのネットのサービスで宿を探しますし、飛行機のチケットもより安いチケットをネットで探します。同じサービスを受けられるなら如何に安くするかというのが庶民の在り方ではないでしょうか。あまり定価で旅行することはないでしょうね。
老舗でも巨大な企業でも新しいビジネスの在り方からは目を逸らせないという面もあるでしょうし、これからのイギリスの不透明感を見たようにも思えます。