4日、米労働省が2020年8月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 135.0万人 | 137.1万人 |
失業率 | 9.8% | 8.4% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は増加しました。また失業率は5ヶ月ぶりに10%を切りました。
就業者数の増加は20万人を上回ると好調とされているそうです。コロナによる失業という面もあり、数字で判断することは難しいですが、失業者が減っていることは間違いないでしょう。
FRBのパウエル議長は新型コロナウイルスによる景気回復には時間がかかるとしています。そのうえで低金利政策は何年も続くと言っています。
雇用は改善している、また株価もコロナ前に戻るなど、一見景気は回復したのかな?と見えないわけでもありません。これは日本も同様に思えます。
しかし実感としてコロナ対策がまだ安心できるような状況にありません。また我々の生活が変わっているだけで、つまり旅行をしないとか遠出しない、イベントに参加しないなどにより依然、観光業や娯楽などの分野が状況が改善しているとは言えないでしょう。飲食業界もそうですね。
ぱっと目に入る数字だけではなく、現実に起きていることにしっかり目を向けないと正しい判断が出来ないですね。