4日、米労働省が2022年10月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 19.1万人 | 26.1万人 |
失業率 | 3.6% | 3.7% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は26.1万人増となりました。市場予想を上回る結果となりました。
失業率は3.7%と前回より0.2ポイント高くなりました。とは言え依然として低水準が続いています。
近頃、雇い止めや一時解雇をする企業も出始めているとのことですが、売り手市場の状況は続いており、就業したいということであれば仕事はいくらでもある状態なのだそうです。
平均時給の前年比伸び率は4.7%とこれも高い水準にあります。
先日のFOMCでパウエル議長は、賃金上昇はインフレの主要因ではないと発言しています。とは言え一因ではあるでしょう。あまりに賃金が上昇し過ぎるのも企業にも消費者にも負担を強いるものになっていくのではないでしょうか。