試験勉強と言えば、参考書を購入し何度も読み込み、ノートをまとめ、暗記し、問題集を解き、試験に臨むというのが一般的でしょうか。
CFP試験の勉強でやっかいなのが、これといった参考書がないことではないでしょうか。そのためにどうも勉強の仕方が分からないというか、取っ掛かりがないのです。
私の周りにCFP試験を受けたという人がいないので他の方がどうしているかは分かりませんが、通信教育とか資格試験向けの予備校に通ったなんていう方もいるかもしれません。
さて、私がCFP試験を受ける気になったのは、一冊の参考書をアマゾンで見つけたことによります。
「CFP受験対策精選過去問題集」という問題集です。CFP試験の6ジャンルそれぞれ1冊ずつあります。私が最初に受けたのは保険なので、これの「リスクと保険」編を購入したことから始まっています。
最初は普通の本屋さんでは見つからず、アマゾンで購入しましたが、後に仙台のジュンク堂で販売してくれるようになったので、手に入れやすくなりました。
この問題集の良いところは、問題数が多いこと、解説が丁寧なことでしょう。問題集として欲しい要素が十分に詰まっています。
また毎年新版が発行され、掲載されいている問題は、ほぼ過去問題ですが、現在の状況に合わせて内容をアップデートしてくれているので助かります。
CFPに出る問題には、例えば法改正等により出題年によっては情報が古く現在に適用されないものもあります。なのでこのようなアップデートはとても大事なことなのです。
そんな使える問題集は手に入れました。ではどうやって勉強するのか。
私はひたすら問題を解き続けました。参考書なんて読みません。というかこれといった参考書はないですから。
一応、AFPを持っていますから、多少は知識があります。それでもCFPの問題になると難易度が一気に上がります。なので何も知らないに等しい状況です。
それでもいきなり問題を解きます。
1回目は解けない問題が多いです。そもそも問題で何を聞いているのか頭に入らないものも多いです。そんな状況ですから解説を読んでも頭に入ってきません。
それでも最後まで頑張って解いていきます。頑張ると言っても考えても分からないですから、すぐに解答を見ます。それでいいのです。
1周目が終わると、何となく問題の傾向が見えてきます。どのような問題が出るのか、どのような問題が得意か、苦手か、どのような問題がポイントになってくるか。
2周目に入ると、1周目で全く頭に入って来なかった問題が読めるようになってきます。必ずしも理解できるようになっているとは限りませんが、様々な問題に目を通し、用語に慣れてきて、また横断的に知識を求められるような問題も見てきたからなのかも知れません。
3周目に入ると、内容も大分分かるようになってきますし、問題も解けるようになっていきます。
こんな感じで、問題集を何周も回していくことで、理解が深まっていくのです。
少なくとも5周は回そうと考えて試験までのスケジュールを立てて勉強していました。
勉強していく中で不明な点があり解説だけでは物足りないときは、ネットで調べたり、関連する書籍を読んで理解をしてきました。
そんなわけで、私は大したお金もかけず、ひたすら問題集を解くことに専念することで、試験に合格してきたのでした。
なお、過去問はFP協会のホームページに掲載されていて、PDF形式でダウンロードできますが、解答の解説がないので、勉強には向かないかもしれません。
同じ過去問で解説付きのものが冊子になって販売されているので、こちらは試験直前のタイムトライアル用に使うと良いです。