非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

長期的なゼロ金利政策となるか

16日のFOMCではゼロ金利政策の長期的な継続が示唆されました。

新型コロナウイルスの影響は大きく、経済活動や雇用が回復してきているものの、それは今年初めの水準を大きく下回るものであるとしています。

株価は高値を付けているものの、どうしたって実感として景気がいいとか先行きが明るいとは思えないです。

消費者物価の上昇率を押し下げている要因として、弱い需要と、極めて低い石油価格を挙げています。

景気が悪い、外出を控える、様々な要因があるでしょうが、確かに様々な分野で需要は低いですよね。また石油価格はここ最近、ずっと低い状況にあります。これはコロナによるものというわけでもないのでしょうが。

景気がどうなるのか、これが新型コロナウイルス次第であるということは間違いないでしょう。

短期的には経済活動、雇用、インフレに対して、また中期的には経済見通しに対してリスクであると言っています。

物価上昇率がしばらくの間、穏やかに2%を超える水準を目指す」とフォワード・ガイダンスを変更しました。

雇用の最大化と長期的な2%のインフレ達成を目指しているとのこと。当面は2%より少し上のインフレ率を目指すことで、長期的に平均で2%のインフレにもっていこうとしているとのことです。

成果が出るまではFF金利の誘導レンジを0~0.25%に据え置くとしました。

FOMC参加者のFF金利見通しの中央値は2023年まで利上げ見送りを示唆しています。つまり向こう3年くらいはゼロ金利政策を維持すると見ている、あるいは景気回復にはそれくらいかかると見ているのでしょう。

この結果を受けてかどうか、米ドル円は104円台を付けるという円高傾向にあります。