先ほど、欧州中央銀行(ECB)が金利を下げるというニュースが入ってきました。3年半ぶりの金融緩和で昨年12月に終了した量的緩和策を再開するとのことです。
現在のマイナス0.4%からマイナス0.5%になるとのことです。
米中貿易摩擦、イギリスのEU離脱を始め先行きの不透明感からくる景気減速の流れを止めたいという目論見があるのでしょう。
金融緩和の流れは欧州だけではなく新興国なども続いており、世界的な流れとなるかもしれません。
ところでマイナス金利とは何でしょうか。金利がマイナスということは預金をしていると金利を逆に支払わなくてはならないことになります。つまり預金をしていると損をするという状況になります。
日本もマイナス金利です。日本の例で言うと、各金融機関は日銀に口座を持っています。ここに預けておくと金利分のお金を支払わなくてはならないので、預けるお金を企業へ貸し出したり、投資に回すことで市場にお金を流通させることになります。これにより経済の活性化が期待されるというわけです。
そんな流れの中、日経平均は8連騰で、円も一時108円台に乗りました。これが一時的な戻しなのか分かりませんが、世界的な流れを見ていると先行き不透明であることは感じずにはいられません。