非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

住民税の納付先はどこなのか

今日、職場で「今年引っ越しをしたんだけど住民税って前住んでいたところから取られるんでいいんだっけ?」という質問をされました。

住民税の納付先とは

会社によっては年末調整に向けて各種申告書の提出が始まっている頃でしょうか。

年末調整は所得税の調整をしているのですが、このときに渡される源泉徴収票が1年間の収入を把握するものとなります。

ここでのテーマは住民税なのですが、住民税がいくらになるのかも1年間の収入に応じて変わってきます。

ここでひとつ重要なのが住民税の納付先はどこなのか?ということです。つまりどの市町村に納付するのかということです。

普通に考えると今現在、住民票を届け出ている自治体と思うでしょう。しかし実際にはそうとは限りません。

例えば今、2019年11月に徴収される住民税の額は2018年の収入を元に決まります。では納付先は現在住民票がある市町村か?という話です。

実は今払っている住民税は2019年1月1日時点で住民票を届け出ている市町村となります。もし5月辺りに引っ越しをして住民票を別の自治体に届け出ていたとしても、住民税は前住んでいたところに納付することになります。

会社員であれば、会社が1月末くらいに前年の収入などの情報が入っている給与支払報告書というものを各市町村に提出します。このときに提出する先が2020年であれば、2020年1月1日時点で住民票を届け出ている自治体となるのです。

一般的な表現をすると「1月1日時点で住民票を届け出ている自治体に、同年の6月から翌年の5月まで住民税を納付する」なんてことでよいでしょう。

会社としては年末の差し迫った頃に住所変更の通知をもらうと処理が面倒で嫌がるかもしれません(笑)。年内または1月1日に住所変更をするんだという方は早めに会社に話をしておいた方がいいでしょうね。