非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

長期金利上昇とベーシススワップ

10日、長期金利が上昇しました。新発10年物国債の利回りは一時、前日比0.015%高い0%となりました。

3月以来、約9ヶ月ぶりに10年物国債の利回りが0%台を記録しています。上がったと言って0%なんだ、という感じですが。

長期金利の上昇については、海外投資家が日本国債を手放したことによる価格下落→金利上昇というのが理由にあげられています。

海外投資家はドルで円を調達するとベーシススワップという金利を受け取ることが出来るという旨味を持っています。逆に円でドルを調達するとその金利を払うことになります。そこで、調達した円で日本国債を購入するという動きがこれまでありました。

しかしそのベーシススワップが縮小したため海外投資家にとって円を持って日本国債を買うという取引から旨味が薄れたので手を引いたということのようです。

ベーシススワップとは通貨の需給により決まり、ドルは円よりも需要があることからドルを出す方が金利をもらえます。今はFRBが短期国債の買い入れをしており需給が緩んでいます。これがベーシススワップの縮小の原因です。

何のことか分かりませんね(笑)。

ベーシススワップについては以下に詳しく書いてありました。


finance-gfp.com


前にも書いたかもしれませんが、金利が動く背景には様々なドラマがあるのですね。そして世界の頭のいい人たちは抜け目ないですねえ。