非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

パナソニック株価上昇とEV関連

パナソニックがここ数日、大きく株価を上昇させています。

2月3日に発表された決算では4から12月の連結税引間え利益が前年同期比で19.1%減、また進捗率も過去3年の平均を下回っていたということでした。

この発表が予想されたのかどうか、2月3日の株価は窓を下に空けての展開、1060円近辺で終わっていました。

しかし2月4日に今度は窓を100円近く空けて上昇、本日6日の終値は1235円となっています。

この上昇の背景には何があるのでしょう。

ひとつは微増ながら10から12月の営業利益の増益が発表され、これが好感を持たれたというもののようです。

そしてもう一つが、こちらの方がインパクトがありそうなのですが、EV銘柄、つまり電気自動車関連が大きく株価を上げているようなのです。

パナソニックはEV用の電池に強みを持っていることから、関連銘柄として上昇しているのではないかとの見方があります。

EV関連というか、まさにど真ん中にある米のテスラは年初から既に株価が倍以上になっています。チャートを見ると昨年10月に300ドル当たりだった株価は現在900ドルを超えています。パナソニックの大幅な上昇なんて可愛いものです。

さすがに異常な値動きではないかとは思いますが、昨年大きく盛り上がった環境問題への意識というのは人気要因のひとつかもしれません。異常な値動きとはいえ実際に起きているわけで現実の出来事として傍観するしかないわけです。

パナソニックはテスラに供給する電池に関して大きなシェアを持っていて、値上げ交渉も検討しているところだったそうです。しかし他の電池メーカー数社がそのシェア争いに参入するらしく、値上げどころか値下げしなくてはならないかも知れない、というニュースを先日見ました。

そんなわけでお祭りになってきたEV関連銘柄ですが、競争は厳しく、決して手放しでお祭りに参加していられるというわけでもなさそうです。