非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

落ちてくるナイフを掴むとケガをします

9日の東京株式市場では日経平均が大きく下落しました。前週末から1050円99銭安い、1万9698円76銭で終わりました。

2万円を切っての終値2019年1月4日以来のことです。また1日で1050円下落という大きい下落もそうそう見かけるものではありませんが、これは18年2月6日の1071円下落以来のこととなります。

もちろん大きな理由のひとつは新型コロナウイルスの影響でしょう。

またOPEC石油輸出国機構)と非加盟国による減産の交渉が決裂し、サウジアラビアが増産すると検討しているという報道を受け、米原先物相場が急落しました。

また円買いが進んでいるのか、円高傾向が強く、米ドル円は101円台を付ける場面もありました。

日本の輸出企業は円が1円動くことで売上が数百億円変動するということもあります。年度末に向けて非常に厳しい状況でしょう。

こんな状況ではみんな持っている金融資産を売りたくなる、これにより下落は更に進むという悪循環に陥っているように見えます。

株価が下がっている、こんなときこそ買うべきだ、なんていう逆張りスタンスの方もいるでしょう。

ただ初心者はこういう時には静観するのがいいと思います。下手に買うと更に値下がりをして泣きを見ることになります。

「落ちてくるナイフはつかむな」という相場格言があります。人それぞれスタンスはあるでしょうが、初心者が始めるのには適さない時期です。

夜も眠れないという状況に陥っていない人は一旦、市場から離れるのも手だと思いますね。


追記
米国株式市場でダウが一時2000ドルを超える下落をしました。またS&P500指数も7%超の下落見せ、サーキットブレーカーが発動されました。