2020年も終わりを迎えようとしています。昨年の今頃はどんなことを考えていたのでしょう。
2020年には東京オリンピックが開催されているはずでした。大きなイベントに観光業は期待しかなかったでしょう。
オリンピックによる経済効果には多くの人、業界が期待を寄せていたはずです。
他にも色々あったのでしょうが、期待の1年であったことと思います。
それが新型コロナウイルスにより一気に消え去ってしまいました。
あまりに色々なことが変わってしまいました。出来ることが限られた1年、ただただ不安な毎日を過ごす1年は、振り返ってもあまり思い出に残ることはありません。気が付くと1年が終わっていました。
市場ではコロナショックによる株価の大暴落がありました。私もこれまでに何度か○○ショックというのを経験していきましたが、実に激しい下落を見せつけられたという感じがしていました。
過去の様々な暴落と比較して、今回ばかりはこれまでのものとは違う、という話もあったものです。
そんな中、私がとった行動は「静観する」「いつも通り淡々と積立投資を継続する」の2つでした。
保有している商品を狼狽売りしてもいいことがない、下落局面は積立投資をしているものにとっては美味しい相場であるという過去の経験に基づくものでした。
大体、これまでと違うと言われる状況も、後で振り返ってみると「歴史は繰り返す」という状況になっていきます。
こういう強い下落がある局面で、安くなった株を買って儲ける、そういう発想は頭にありました。実際、大儲けした人もいるそうですからね。しかしそれがいつなのか、そしてああいう状況下で実行する勇気があるか、いざ直面すると中々行動には移せないものですす。
まあ、まさかこれ程までに早期の戻しとなることは予想もしていなかったのですが。
今年の大納会は2万7,444円17銭で取引を終了しました。昨年の大納会では2万3,656円62銭を付けて終えていました。日経平均は16%程上昇して1年を終えたのでした。
途中の下落を考えると、上昇して1年を終えるなど、想像出来るような事ではなかったのでした。
観光業や飲食業など、大きなダメージを受けた業種があるのは周知のことです。その一方で業績を上げた業種もあるわけです。
巣ごもり消費なんていう言葉が出ましたが、ステイホームで家にいる間の消費、それによりオンライン販売やゲーム、などなど。
「鬼滅の刃」のここまでのブームもコロナ禍であったから起きたのかもしれません。もちろん作品が良かったというのが1番の理由でしょう。
意外なところだとペットの値上がりというのがあります。私も最近ホームセンターのペットコーナーに行ったら、犬の値段が2〜3倍、あるいはもっと上がっているなと思いビックリしていました。
コロナ禍でペット需要が増え、しかし生物をそう簡単に増やせるものではありませんから、需要過多になり価格が上がったとか。
そういう状況下でペットを飼うということについては、後々問題が出てくるようにも思えますが、ここでは触れません。
私も直面しましたが、DXの推進、これは大きかったと思います。
テレワークを導入した企業というのは結構あったかと思います。
従来の世であれば、セキュリティがどう、コストがどう、あれこれ言ってテレワーク導入には向かわなかったことでしょう。
コロナ禍ではやらざるを得なかったのです。つまりやれば出来るのです。
テレワークに限らず、DX関連は、やるかやらないか、適応出来るか出来ないか、これにより大きな差が出てくることと思います。
また会社勤めをしていれば安心という時代ではないことを再認識させられた1年だったと思います。
テレワーク等の技術は、副業を後押ししてくれるでしょうし、勤務地という概念も取り除いてくれることでしょう。
奇しくもコロナは私達の働き方をドラスティックに変えてくれたのでした。国主導で働き方改革などやっていましたが、そんなものを吹き飛ばすほどの働き方改革となったのではないでしょうか。
2020年が辛かったけど、大きな変革の年になったよね、と後で振り返ることが出来る日がくることを期待しますし、今年を教訓に頑張っていきたいですね。