非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

4月訪日客数2900人

日本政府観光局によると、4月の訪日客数は2900人だったそうです。これは前年同月比99.9%という衝撃的な数字です。ちなみに昨年4月の訪日客数は292万6685人だったそうです。

もちろん新型コロナウイルスの影響により日本への入国規制があったこと、また各国で海外への渡航禁止があったことが関係していることは想像に難くありません。

3月は前年同月比で93%と大きな下落であったのですが、これを更に上回るものでした。

訪日客数を2900人に抑えたというのは水際対策とでも言うのでしょうか、大変に大きな成果であったことと思います。この2900人というのも観光とかではなく、仕事などやむを得ず来た方なのかな?と想像します。

ちなみに日本からの出国者は3900人とこれまた前年同月比で99.8%減となっています。

全国にある空港の国際線を合わせて1ヶ月でこれしか人の出入りがないというのは一体どういう状況なのか、怖くなってきます。

今年はオリンピックが開催されることになっていたこともあり、観光に力を入れていたことでしょう。関連するビジネスとしてホテルや旅館、交通、販売、もちろん観光地も大きなチャンスと期待していたことでしょう。それがまさかこんなことになるとは。やはり数字で見ると、その深刻さが浮き彫りになります。

経済的に大きな損失となっていることはもちろんあります。人の行き来が出来なくなったことで、また別の問題もあるようです。

NHKのニュースでやっていましたが、日本で働いている外国人で、この時期にどうしても帰国しなくてはならないという方がいらっしゃいました。当然そういう方もいるでしょう。しかし一度出国すると再入国は出来ないという通達を受け、結局帰国出来なかったということでした。

日本で働いて、経済活動に参加し、納税をしている、そういう人であっても「外国人である」から一度出国すると再入国を認めないというのは極めて問題であると思います。

これからの日本は外国人の労働力なくして成り立ちません。というか既にそういう社会人になっています。そういう中でこれは仕打ちだと言われても仕方ないことです。

実は一緒に働いている方で外国人がいるのですが、彼は1月に帰国して再入国していました。もし時期がもう少し遅かったらどうなっていたかと思うとゾッとします。

こういった非常事態下にあって見えてくる問題はたくさんあるものです。