非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

12月雇用統計

8日、米労働省が2020年12月の雇用統計を発表しました。

予想 結果
非農業部門雇用者数変化 5.0万人 −14.0万人
失業率 6.8% 6.7%

景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は14万人減と8ヶ月ぶりのマイナスという結果になりました。失業率は前回の6.7%と同じ、横ばいといった結果です。

失業率は変わらないものの就業者数は伸びなかったことから雇用回復は鈍化傾向にあるものと思われます。

米国では新型コロナウイルスの新規感染者が1日に20万人に及び、飲食業やレジャー業に影響を及ぼしています。6日に発表されたADPの全米雇用リポートでも、新型コロナウイルスパンデミックによる労働市場、特に飲食業やレジャー業への影響が示唆されています。

それでもGDPは相当に回復しており、株価は好調で過去最高値を更新しているといった状況です。

ITや金融業が好調なようで、不調な業種を好調な業種でカバーすることで株価は上がっているということになるのでしょう。しかし株価は上がっているが雇用は伴っていない、となるとどんなものなのでしょうか。

未来はAIやロボットにより仕事をとって代わられ、無くなる職種が出てくるという話ですが、既に現実に表れているのでは?とも思うのです。

米国は先日も暴動が起きたように政治的な分断が起きています。それに加えて経済的な分断も起きているのだろうと感じます。

ある人は職を失い、一方である人は大儲けする、もちろん資本主義社会ではよくある話なのですが、その差が更に色濃くなっているように感じます。