非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

分散投資のすすめ

投資でよく言われる例えなのですが「ひとつのカゴにタマゴを全部入れるな」という話があります。

ひとつのカゴにタマゴを全部入れておいて、もしそのカゴを落としたらタマゴが全部割れてしまいます。だから複数のカゴに分けてタマゴを入れた方が安全ですよ、という話で、分散投資をして資産を守りましょうということを伝えています。

タマゴをカゴに入れるという話があまり日本的ではないという気もしますが、外国由来の話なのでしょう(笑)。

分散投資をするとリスクが下がるということが、現代ポートフォリオ理論の研究により立証されています。経済学によくある、現実にはない世界の話であったりして、リーマンショックとかいった凄まじい金融危機(テールリスク)が起こると、通用しないのでは?という経験もありますが、通常であればうまく機能する理論だと感じています。

この辺は偉大な投資家の間でも意見が割れているようです。

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏は分散投資の重要性を主張しています。

世界一の投資家ウォーレンバフェット氏は、分散投資をする人は何に投資しているか分かっていない人である、分散投資は効率が悪いと言っています。確かに分散投資をして資産が短期間で数倍になることはなかなかないでしょう。

ただ、そんなバフェット氏も一般の投資家にはインデックス投資を勧めています。

個人では資金に限度がありますので、実際に様々な銘柄の株式を分散して購入することは難しいでしょう。となると分散投資されている投資信託ETFを購入することはベターな選択肢であると言えるのではないでしょうか?

ちなみに分散する数を増やせばリスクはどんどん下がるかというとそういうものでもなく、ある程度を超えると分散効果はなくなると言われています。また相関の高い銘柄同士だと分散効果が薄れるので注意が必要です。

さらに言うと、積立投資をする事で銘柄分散とは別に、時間の分散が出来ます。