非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

プログラミング教育の必修化ってどうなのか?

2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されるのだそうです。

「論理的思考力を身に付ける」という要領ですが、授業内容はマニュアル化されておらず、現場で考える必要があるとのことです。

システム開発を本業にしている身ですので非常に興味がある話なのです。

私は学校で情報系の学校に行っていたわけではないので、プログラミングを専門に学んだことはありません。学生時代にFORTLANという言語の授業がありましたが、さっぱり理解出来ずに挫折した経験があるくらいです。

一般的にプログラミングを勉強するとなると専門書を読んで、そこに書いてあるコードを書いて実行するということになるでしょう。

しかしプログラミング本に書いてあるサンプルコードを書いたからといってプログラムが書けるようになるかというとそうでもないのが現実です。

では私はどうやってプログラムを生業と出来るようになったかと言えば、仕事の中で実際に様々な問題に取り組んでいくうちに出来るようになったということになります。

また他の人が書いたコードをたくさん読み、なぜそのようなコードを書いているのかサンプルプログラムを書いて実行し理解していったという感じです。他の人のプログラムを読むことは非常に勉強になります。

ならプログラム本を読めばいいんじゃないかという話なのですが、恐らく自分が直面している問題を解決するためのプログラムではないと身に付かないのでしょう。プログラム本に書いてあるサンプルコードは概ね、今の自分に必要なものではないでしょう。

情報系の大学卒ですという人が必ずしも即戦力として使えるとは限りません。一方、全く学校でプログラムをやってこなかった人が仕事で力を発揮することもあります。正直なぜなのか分からないのですが、あえて言うならシステム屋的な考え方が出来るようになっているかどうかなのかなと思っています。

この辺が「論理的思考力を身に付ける」ということなのでしょう。

システム開発の仕事をするようになって驚いたのが、全くプログラムを書けない人がいることです。

また新人が入ってきてプログラムを勉強するのですが全く身に付かず書けない人もいます。

プログラムには向き不向きもあるでしょう。ですから学校で必修化するというのは結構ハードルが高い気がしています。一方で小さいうちから慣れ親しむと感覚的にプログラムが身に付くのかもしれません。

果たしてどのように生徒にプログラミングを教えるのか、それが分かるとプログラミングが身に付かない新人にも教えられるのかなあと思っています。

仕事のことで何故そのようにやったのか?と後輩に聞かれて説明に窮することがあります。自分のしていることを言語化出来ないということは自分でキチンと分かっていないのではないかと思うのです。

特に何も知識のない生徒に教えるということは、プログラミングに関する知識を正しく言語化しなくては伝えられないはずです。

学校で教えるプログラミングを追いかけてみたいところです。

正直言うと、何故プログラミングを必修化するのか、よく分からないなあと思うところもありますが。